ウィンブルドン、「石油を止めろ」デモ参加者が2度目の乱入、紙吹雪が度重なる妨害で1人がコートから引きずり出される
7月5日水曜日の最初の事件からわずか数時間後、ウィンブルドンは2度目の「石油を止めろ」抗議活動の餌食となった。
その言葉通り、英国に本拠を置く環境活動家団体「ジャスト・ストップ・オイル」は、ホーム優勝候補のケイティ・ボルターとオーストラリアのダリア・サヴィルの開幕戦のさなか、コート18で破壊的な抗議活動を行った。
これがその日2度目の出来事だった。同様の抗議活動は、その数時間前、ブルガリアのグリゴール・ディミトロフと日本の島袋翔の1回戦で、同じコートで2人によって行われた。
ボルターとサビルの第1セットのタイブレーク中に、高齢者がコート上を走っているのが目撃された。この人物はウィンドブレーカーの下に「Just Stop Oil」の T シャツを着ていました。彼は前回の抗議活動と同じ手順に従い、ウィンブルドンの公式ジグソーパズルの箱に入ったオレンジ色の紙吹雪を投げつけた。
男性は警備員によって素早くコートの外に引きずり出されたが、その後すぐにプレーは再開された。
英国のスポーツニュース特派員ジェームス・グレイ氏によると、抗議参加者はウィリアム・ジョン・ウォードと特定されたという。
「私は孫や甥っ子、姪っ子たちに苦しみを与えたくない。現在、何百万人もの人々が人間の生命を維持するために必要な条件から外に追いやられている」とウォード氏はグレイ氏によると語った。
英国政府による新たな化石燃料の認可と生産の停止を目指す活動家団体「ジャスト・ストップ・オイル」は、 2023年のウィンブルドン選手権の開始前に、その意図について警告を発していた。
これに対し、大会関係者は警備を強化するなどの措置を講じ、こうした破壊行為を想定して適切な緊急時対応計画を立てた。
「加重不法侵入の疑いで人物が逮捕された」-ウィンブルドン、「石油を止めろ」抗議活動に関する声明を発表
ウィンブルドンの公式ソーシャルメディアアカウントは、2件の不法侵入を受けて声明を発表。
関係者3名が不法侵入と器物損壊の容疑で逮捕され、抗議活動参加者は大会会場から排除されたと発表された。
「コート18での事件を受け、加重不法侵入と刑事的損害の容疑で2名が逮捕され、現在、これらの人物はグラウンドから排除されている」と大会側の声明には書かれている。
「第 18 法廷での更なる事件を受けて、加重不法侵入と刑事的損害の容疑で 1 名が逮捕された。この人物は敷地内から撤去されています。コートでのプレーは一時的に中断されたが、現在は再開されている」と付け加えた。
抗議活動参加者らは、イングランドとオーストラリアの間で行われているアッシュクリケットテストシリーズでも同様の行為を行った。
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